不確実性は敵ではなく、実は「資産」である
「この先どうなるか分からない」
経営をしていると、この言葉が頭から離れません。
- 市場は読めない
- 顧客の反応も未知
- 自分の選択が正しいかも分からない
だから私たちは、
不確実性を減らそう、減らそうとします。
でも、ここで一つ
とても大事な事実があります。
不確実性がゼロの経営は、成長もしない
もし、すべてが最初から分かっていたらどうでしょう。
- 売上も
- 利益も
- 成功ルートも
すべて確定している世界。
それは、
誰にでもできる経営です。
つまり、
差がつかない。
不確実性があるからこそ、
判断に価値が生まれ、
経営者の存在意義が生まれます。
不確実性は「避けるもの」ではなく「扱うもの」
問題は、
不確実性そのものではありません。
問題は、
不確実性を一気に背負おうとすることです。
- 最初から完璧な判断をしようとする
- 間違えない前提で決めようとする
- 後戻りできない形で賭けてしまう
これが、
不安を恐怖に変えてしまいます。
不確実性が「資産」になる瞬間
ここで、リアルオプションの考え方が出てきます。
リアルオプションでは、
不確実性をこう捉えます。
- 情報が増える余地
- 判断を変えられる余白
- 未来の選択肢
つまり、
不確実性がある=オプションがある
ということ。
すぐに決めず、
小さく試し、
段階的に判断する。
そのプロセス自体が、
価値を生みます。
不安が強い人ほど、実は経営に向いている
意外かもしれませんが、
不安を感じやすい人ほど、
- リスクに敏感
- 状況変化に気づける
- 判断を慎重に見直せる
つまり、
リアルオプション向きです。
不安は、
「やめた方がいい」というサインではなく、
設計を見直せというメッセージ。
不確実性を味方につける3つの問い
最後に、
不確実性を資産に変えるための問いを3つ。
- 今、分かっていないことは何か
- それを知るために、最小でできる行動は何か
- どこまでいったら、次を決めるか
この3つがあるだけで、
不確実性は恐怖ではなくなります。
まとめ
- 不確実性は経営の敵ではない
- 扱い方次第で「資産」になる
- 全部を賭けない人ほど、不確実性を味方につける
ここまでの第1連載・前半5話で、
**「賭けない経営の土台」**は整いました。
次回からは、
より具体的に
「どう判断を分割するか」
「どこで続け、どこでやめるか」
に入っていきます。


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