ここは「感覚派の女性経営者が、一番ラクになる回」です。
撤退ラインは「数字」だけで決めなくていい
―― 感覚と論理を両立させる方法
「撤退ラインを決めましょう」
そう言われた瞬間、こう感じたことはありませんか?
- 数字が苦手
- そんなに明確に決められない
- 感覚的な判断も大事にしたい
安心してください。
撤退ラインは、数字だけで決めなくていいのです。
撤退ラインが決められない理由
撤退ラインを決められない人は、
優柔不断なのではありません。
多くの場合、
こう思ってしまっているだけです。
- 撤退ライン=厳密な数値
- 数字で説明できないとダメ
- 感覚は信用されない
その結果、
撤退ラインを決めること自体を
先送りしてしまう。
本当に危険なのは「ラインがないこと」
ここで、はっきり言います。
撤退ラインが
- 曖昧なこと
よりも - 存在しないこと
の方が、ずっと危険です。
ラインがないと、
判断はこうなります。
- まだ頑張れる気がする
- ここまで来たし
- もう少し様子を見よう
これは、
設計のない我慢です。
リアルオプションの撤退ラインは「二層構造」
リアルオプションでは、
撤退ラインを
二つの層で考えます。
① 数字のライン(客観)
- 期間(例:3か月)
- 上限金額
- 成果指標(反応数・継続率など)
② 感覚のライン(主観)
- 違和感が消えない
- エネルギーが湧かない
- 想定より疲弊している
この ①+② が揃ったとき、
撤退を判断します。
感覚は、実はとても高度なデータ
女性経営者がよく言います。
「数字は悪くないのに、
なぜか違和感がある」
これは、
軽視してはいけないサインです。
- 現場で感じているズレ
- 顧客との温度差
- 組織への負荷
数字になる前の情報を、
感覚は先に拾っています。
撤退ラインは「失敗の宣言」ではない
ここが一番大事なところです。
撤退ラインとは、
- 自分を守るため
- 会社を守るため
- 次の選択肢を残すため
の 判断ルール です。
成功・失敗の評価ではありません。
今日、あなたにやってほしいこと
今日のワークは、これです。
今の取り組みについて、
次の2行を書いてみてください。
- 数字の撤退ライン:____
- 感覚の撤退ライン:____
完璧でなくていい。
言葉にすることが大事です。
まとめ(連載②・第4話)
- 撤退ラインは数字だけで決めなくていい
- 感覚は重要な経営データ
- ラインがあると、人は前に進める
- 撤退は失敗ではなく、設計
次回は、
「判断を先送りしていいケース/危険なケースの違い」
に進みます。

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