第2連載|決められない経営を、設計で終わらせる第9話

ここは「直感派の女性経営者」が自分の強みを肯定できる回です。

判断の「質」は、直感と論理を分けた瞬間に上がり始める

「私は感覚で動くタイプだから…」

「論理的に説明するのが苦手で…」

そう言って、

自分の判断に自信を持てない女性経営者は少なくありません。

でも、はっきり言います。

直感は、判断の敵ではありません。

問題は、

直感と論理を混ぜたまま使っていることです。

判断がブレるときに起きていること

判断がブレるとき、

頭の中ではこんなことが起きています。

  • 「なんとなく違う気がする」
  • 「でも、数字的には悪くない」
  • 「説明できないから不安」

直感と論理が

同時に主張し合っている状態です。

このまま決めようとすると、

どちらも中途半端になり、

後悔が残ります。

判断の質は「どちらが正しいか」ではない

ここで大切な視点があります。

判断の質は、

  • 直感が正しいか
  • 論理が正しいか

では決まりません。

判断の質を高める鍵は、

直感と論理を、

役割分担させること

です。

直感の役割:違和感を拾う

直感が得意なのは、

  • 言語化できないズレ
  • 現場の空気
  • 顧客との微妙な距離感

つまり、

数字になる前の情報です。

直感は、

  • YES / NO を決める

    ためではなく、
  • 問いを立てるため

    に使います。

論理の役割:判断に線を引く

一方、論理の役割は明確です。

  • 条件を整理する
  • 判断基準を言葉にする
  • どこまで進むかを決める

論理は、

  • 感情を抑え込む

    ためではなく、
  • 判断を軽くするため

    に使います。

リアルオプションは、直感と論理を分けやすい

リアルオプション思考では、

自然に役割分担ができます。

  • 直感:

    「ここ、何か引っかかる」
  • 論理:

    「じゃあ、どこまで試す?」

直感が「気づき」を出し、

論理が「設計」をする。

この流れができると、

判断は驚くほど安定します。

直感を否定しない、でも信じ切らない

ここが、一番大事なポイントです。

  • 直感を無視しない
  • でも、直感だけで決めない

直感は

判断のスタート地点。

ゴールではありません。

今日、あなたにやってほしいこと

今日のワークは、これです。

最近の判断を一つ思い出し、

次の2行を書いてみてください。

  • 直感で感じたこと:____
  • それを確かめるための条件:____

直感を

「理由のないもの」から

設計の入口に変えてみてください。

まとめ(連載②・第9話)

  • 直感は、判断の敵ではない
  • 判断の質は、役割分担で上がる
  • 直感は問い、論理は設計
  • リアルオプションは両立しやすい

次回はいよいよ

連載②の最終話(第10話)。

「判断力は“才能”ではなく“設計”で高められる」

というテーマで締めます。